オピ・リーナ(Opi-rina)

オピ・リーナ(Opi-rina)

オピ・リーナは中日新聞社の女性向けサイトです。

中日新聞社というスポーツ紙を発行している男性向けのイメージのある会社がナゴヤ圏の主に30代・40代の女性に向けて情報発信するサイトを構築することは、新しい挑戦であり、やりがいのあるものでした。

サイト名の検討は色々な案を出し、皆でとても悩みましたが、オピニオン(意見)とイタリア語的女性称であるリーナを組み合わせた名称となりました。初めは違和感のあるサイト名も、慣れてきて検索でもヒットするようになると愛着が湧いてくるものですね。

サイトの内容は、ニュースやグルメ、また20名の素敵な女性によるブログなど、旬の情報を発信しています。
当社は「編集部」に位置してサイトの管理・運営、デザインまで広く携わらせていただいております。
その他にはコンテンツ提案やブロガー集めなど(一応「編集部ブログ」の執筆も!)、出来ることは何でもやります!

主な業務のサイト制作については、受け取るものは「文章」と「写真」。これをデザインにおこすのだから、さあ大変!
文章の解読力と、どう組み立てていくのかありったけの創造力をフル活用してイメージします。

毎月第1木曜日に公開する「特集」を例にとってあげてみます。

特集は毎月それぞれ決まった“企画”と“テーマ”があります。最近なら「浴衣」、「お得情報」、「カフェ」、そして大人気の「占い」など。

このテーマに沿ってデザインのイメージを考えていくのですが・・・そこは8年目のオピ・リーナ。7年分の特集ページがあるわけでして、、、

前とかぶらないもの、○○(他サイトやデザイン)っぽいねっていわれないもの、時代に取り残されていないようなデザインアイディア、且つ読み物として見やすいもの。そして、30代・40代の女性向けというのはかなり重要です。

さらにオピ・リーナは横幅が狭いサイトなので、写真や文書の配置にも気を配らなくてはいけません。だらだら長いのも、極端に詰め込むのもNG。最近はスマホでも見られるようにボタンの大きさにも気を遣っています。そんなことを頭に置きながらデザインを考えていきます。

余談ですが、デザインアイディアの出し方は人それぞれ。

私が今まで見てきたデザイナーさんには・・・いいデザインのサイトをひたすら見る人、デザイン本(広告やパッケージなどの作品が収録された本)を見る人、ウロウロする人、天を見上げて空想にふける人、ラフ(下絵)を何十枚もかく人。あ、ずーっとぶつぶつ独り言いいながら考えてる人もいましたね。

このうちの半分くらいは集中していると呼んでも返事がありませんので、とても面白いです。

さて、デザインの構成がきまったら作成に入ります。作成は主にfireworksを使用します。バナーや写真を作成するときはphotoshopを使用することが多いですが、ページ物の作成はこれが一番便利です。adobeが開発を終了してしまったがために今後はどうなることやら・・・。illustratorで作っているデザイナーさんもいますので、絶対ではありませんが、やはりfireworksが便利だなぁと思います。

まずはワイヤーフレームを作成。文書を読み解き頭で整理しながら形を作ります。

そして、テーマに合わせた色や装飾を施します。一番気を遣うのは「女性向け」であること。年代も30~40代中心なので、可愛すぎてもおちつきすぎても合わなくなります。といいつつ、飽きのこないデザインにするというのもなかなか難しいもので・・・まだまだ修行中でございます。

クライアントである中日新聞様にはもちろんご確認をしていただきますが、ありがたいことに制作は割と自由にさせていただいてますので感謝しております。

いい企画は数字の出方も顕著ですので、いい数字に近づけるように毎日頭を捻らせています。

検索サイトからの流入が増え、周りから「見たことあるよ!」との声を聞くと、日々の努力が報われたな~と思います。

これからもナゴヤ圏の女性に活用していただけるサイトとして、育てて行くのが楽しみです。

2007年3月3日|新聞メディアチーム

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